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川柳 20130628

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手話ニュース また人の死ぬことばかり

手話を習っていたことがある。テレビの音声をオフにして画面を眺めていると、その指は「死」や「殺」を意味してばかりで、僕は狭い世界に閉じ込められたような気持ちになってしまった。淡い花が咲いても、薫る風が吹いても、それを覆い隠してしまう悲哀はずっと。

ふあうすと2008年9月号「明鏡府」掲載