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[短歌]朝、霧がかかっていても夕焼けに間に合うように風が来るから

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僕の好きな人はかつて「晴天を誉めるには日没を待て」という慣用句を、「晴天を誉めるなら夕暮れを待て」というタイトルにして歌った。今を最高と思うのも最低と思うのも、終わりが来てみなければ分からない。いくつかのイライラは、僕のプライドやタイセツに触れてくるからで、どん底の擦り切れた痛みに耐えながら、今ではない風を待って佇むことにする。

朝、霧がかかっていても夕焼けに間に合うように風が来るから