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[短歌]小判型錠剤たちはショッカーを倒して白い夜明けをくれた

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小判型錠剤たちはショッカーを倒して白い夜明けをくれた

子どもの頃から通う病院の先生は、僕が扁桃炎になるといつも小判型の薬を出してくれる。夜に酷くなる喉の痛み、薬が全身を巡るイメージをして悪者たちが消えていく暫くを耐える。鳥と蝉と白い朝がやってきて、苦痛は消えて食欲がもどった。病み上がり、浮かべるのは阪神百貨店のイカ焼きとソース。想像で始まる元気な朝って素晴らしい。