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[短歌]夕焼けも誰かにリレーされていく決意ばかりの朝は嫌いだ

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「どこか遠くで目覚時計のベルが鳴る、それは送った朝を誰かがしっかりと受け止めた証拠である」と谷川俊太郎さんは『朝のリレー』のなかで教えてくれた。朝はつながれて始まっていく。

前向きな気持ちは大切だけれど、前向きばかりでも疲れる。休んでもいいと思うし、休む勇気は次の強さに繋がるのではないかな。ゴールを見据えていられれば、多少の遅延はあっても良いだろう。夕焼けに抱かれた人の顔はとても優しいものに思われた。朝には満ちたものになっていることだろう、だからいまはしばらく、影となって景色であれ。

夕焼けも誰かにリレーされていく決意ばかりの朝は嫌いだ