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[短歌]蒲鉾の値段が上がる頃に舞う鳥よ 世界に線はあるかい?

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年の瀬になると蒲鉾の値段が上がり始める。慌ただしくも、慌ただしさを生きていると、今年もどうにか生き長らえることができたのだと安堵にも似た気持ちになっていく。世界は何度だって、平和なままに繰り返される方が良い。

戦争ばかりがあっちとこっちの線ではない。相手の信条や価値観、考え方の違いを個性として認めあえるかどうかということ。僕は時々、自分を認めてもらえなくて不貞腐れてしまうことがある。それだって結局は「認めないという相手の考え方」なのにね。世界は広くて、僕は小さい。

蒲鉾の値段が上がる頃に舞う鳥よ 世界に線はあるかい?