短歌

[短歌]教科書に載らないような僕らにも符合に満ちる歴史があった

東から昇って西へ帰っていく太陽のことは誰でも知っていて、学校帰りにバーガーショップに立ち寄っては笑うふたりのことは、今では誰も思い出すことはない。それでも宇宙の歴史を構成したには違いないのだと、時々、眩しい顔をして昔を思い出す。

教科書に載らないような僕らにも符合に満ちる歴史があった