短歌

[短歌]過去形の知らない人に嫉妬する今年の紅を永遠にせよ

必要のないときに発動する想像力によって、過去形の知らない誰かが僕を責めてくる。知らない昔々よりも、いま、この色を刻むようにして上書きしてしまいたいと思う気持ちを、何と呼べばいい?

過去形の知らない人に嫉妬する今年の紅を永遠にせよ