この線を越えさせぬ血は父だろう
どんな話をしていたか思い出そうとして、「やすたか」と呼ぶ声の瞬間に、いつも涙が溢れそうになる。強く行けと背中を押してくれているようでもあり、そこは越えてはならないと教えてくれているようでもあり。父はもう、僕の血となって、同じ景色を見ている。
ふあうすと本社句会2007年3月入選
この線を越えさせぬ血は父だろう
どんな話をしていたか思い出そうとして、「やすたか」と呼ぶ声の瞬間に、いつも涙が溢れそうになる。強く行けと背中を押してくれているようでもあり、そこは越えてはならないと教えてくれているようでもあり。父はもう、僕の血となって、同じ景色を見ている。
ふあうすと本社句会2007年3月入選