「この拳が君を守るため傷付いてもいいから」という歌詞があった。それはもちろん「守りたい」という男の承認欲求のたとえなのだろうけれど、用をなさなかった拳には、ため息と昔の風だけが触れて抜けていくことになる。昔は、こんな未来が来るだなんて、これっぽっちも想像をしなかったんだろうな。
この風に吐息をすこしだけ足して握りこぶしに未練のカタチ
「この拳が君を守るため傷付いてもいいから」という歌詞があった。それはもちろん「守りたい」という男の承認欲求のたとえなのだろうけれど、用をなさなかった拳には、ため息と昔の風だけが触れて抜けていくことになる。昔は、こんな未来が来るだなんて、これっぽっちも想像をしなかったんだろうな。
この風に吐息をすこしだけ足して握りこぶしに未練のカタチ