短歌

[短歌]遠回りばかりをさせた灯火の歌に煌めく むかしむかしは

灯火のつもりでいたけれど、それは結局、遠回りを示しただけで、しかも、未来には届かないむなしい道のりだった。「ほんのわずかでも意味があったよね」とはおこがましく、かつての灯火は、歌のなかにかすかな意味を煌めかせようとする。

遠回りばかりをさせた灯火の歌に煌めく むかしむかしは