- 短歌と川柳とマカロニと
- 五行歌
- 俳句
- 川柳
- [川柳]もう終わる空をひつじが聞いていた
- [川柳]また次も絵本を読んでくれますか
- [川柳]古代文字 きっと誰かのドラマなど
- [川柳]鮎跳ねる川 泣き虫はもういない
- [川柳]迷路だと思うよ生きているかぎり
- [川柳]忘れ方ばかり忘れてしまうんだ
- [川柳]いいですねまた今度是非ご一緒に
- [川柳]言葉だけ きれいな言葉だけでした
- [川柳]「おかげ」って言うたび僕が薄くなる
- [川柳]決めたのも自分だからと泣いていた
- [川柳]約束を含んだ語尾を待つ巨人
- [川柳]奪われてなるものかってひがんでた
- [川柳]「要するに」から終わらないラビリンス
- [川柳]用はないけど電話したかったんだ
- [川柳]前向きな人が重たい夜でした
- [川柳]遅刻してきたひとがまず愚痴を言う
- [川柳]先生に嫌われるのも個性 春
- [川柳]叩いても朝は壊れず来る 以上
- [川柳]貸しボート よかった頃を置いたまま
- [川柳]震災の夜 神様のような湯気
- [川柳]星の降る川でふたりの未来など
- [川柳]語尾が好き また逢おうねという語尾が
- [川柳]同じ土だね 生きるのも帰るのも
- [川柳]白い紙たちは希望を待っている
- [川柳]呼び鈴を押して恋せよ少年よ
- [川柳]黒く鳴くヒト科を笑え カラスたち
- [川柳]「買えばいいじゃない」と言われ冬の空
- [川柳]長袖が涙を拭いやすくした
- [川柳]風に似た背骨になってくれました
- [川柳]秋が吹く 彼にも父母がいてひとり
- [川柳]星の名は知らずに星を父と決め
- [川柳]許されたことにしている盆の月
- [川柳]遠雷の何処かに笑う声のする
- [川柳]梅雨明けのもう動かない蝉の骸
- [川柳]届かないジャンプもあったソーダ水
- [川柳]もう笑わないのに 温かいいがい
- [川柳]きかいさえあればふゆうの僕なのに
- [川柳]梅雨めいて地球と屋根がキスをした
- [川柳]回廊の奥で代打を告げられる
- [川柳]逆さまの財布に咳が入ってた
- [川柳]過去はもう養分にしてハナミズキ
- [川柳]泣いた分だけ強くなるはずでした
- [川柳]祝福の原点というランドセル
- [川柳]「正しい」を決めると偉くなれますか?
- [川柳]肩書きにバカって書いて逢いましょう
- [川柳]古代文字 きっと誰かのドラマなど
- [川柳]爪を切る 君のいた日の三日月の
- [川柳]新しいノートを風が繰っていく
- [川柳]目を閉じてみる目を閉じて聞く背中
- [川柳]からっぽのなかで光を結っていた
- [川柳]綿菓子になってくれない また笑う
- [川柳]泣いた日もあった 師走のカレンダー
- [川柳]先に逝くなんて知らない反抗期
- [川柳]約束の通りに彩を届けます
- [川柳]メールには風を描いてる あ・うんだね
- [川柳]生真面目に不器用だった 指さえも
- [川柳]爆撃の空 焦げていく赤トンボ
- [川柳]試食したあとの会釈にコツがある
- [川柳]でじたるを泳ぐ魚の無限大
- [川柳]夏の背に忘れたはずの潮の音
- [川柳]夏来るFacebookは白い雲
- [川柳]宿題のまだ終わらない八月忌
- [川柳]風に聴くから地図はもう捨てていく
- [川柳]カタカナが増えたね 星に祈る夜
- [川柳]身を壊すほどに想った 丸い月
- [川柳]ジョーカーのいない笑顔は信じない
- [川柳]優しさは外税だったバーコード
- [川柳]天の川ひとを許した夜のこと
- [川柳]ガリバーの日記に泣いた跡がある
- [川柳]飛ぶ鳥に雨 まだ巣には遠いのに
- [川柳]わらべうた どの音符にも母のいる
- [川柳]海老フライたちに逃げ場はなかったね
- [川柳]泣かないと決めても泣いていいんだよ
- [川柳]経営の「い」の字は痛む胃の形
- [川柳]経営の「え」の字は足りぬときの声
- [川柳]経営の「い」の字で粋な空回り
- [川柳]経営の「け」の字で蹴った意地っ張り
- [川柳]先を行く人も見上げたハナミズキ
- [川柳]安物で生きてきたから逢えました
- [川柳]鯉の向くほうから風のたまごたち
- [川柳]「転んだ」と笑った母の肩の位置
- [川柳]葉桜は次の満開への序章
- [川柳]ペンと空 詩人は鳥になりたがる
- [川柳]逆上がり子供は風にキスをする
- [川柳]声変わりしてから母の肩の位置
- [川柳]スタートの笛 もう梅が咲いている
- [川柳]後悔はない 忘れてもないけれど
- [川柳]前置きが長いね やがて泣くんだね
- [川柳]教科書を破って夏のふたり乗り
- [川柳]絵心はないけど風に ほら 未来
- [川柳]引越しの跡にレモンが染みている
- [川柳]1月の神戸は花がよく売れる
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- [短歌]窮屈な空をあきらめない君はやがて光に触れるのでしょう
- [短歌]一日の終わりに影は言いました「役割なんだ、これでいいんだ」
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- [短歌]傷口を時間が撫でていきましたもう永遠に癒えない傷を
- [短歌]数えたり比べたりする幸せじゃ駄目だったんだ フクロウ飛んだ
- [短歌]足もとを見つめ直して誕生日世界が丸くありますように
- [短歌]ゆびきりの語尾をしまったポケットを裏返しした夏のサヨナラ
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- [短歌]交わったのはひとときの夢でした今日も世界は過ぎていきます
- [短歌]美しい傷だと今は思います美しいから悲しいのです
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- [短歌]割り算になってしまった足し算だ いちたすいちの無音の欠片
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- [短歌]優しくて広くて青い空が今朝色を忘れて泣いていました
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- [短歌]僕はあお君はみどりと分け合えば同じ景色になれたのでしょう
- [短歌]あべこべの言葉で遠くなってゆくやがて最後のカーブを曲がり
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- [短歌]終点はやがて始発の顔をする片道だけの遠い永遠
- [短歌]夏だけが秋の来るのを知っていて泣くのをずっと我慢していた
- [短歌]おーい夏ずっと昔を連れてくるあの日と同じ風はやめてよ
- [短歌]隣町ではほどけあうようにして普段はしない指切りをした
- [短歌]原色があるから今の僕があり傷も涙も僕の一部だ
- [短歌]頂上に来れば平らな道だけが続くはずだと考えていた
- [短歌]終演の海で破いた台本を照らす誰かは新しい人
- [短歌]雨の降る最後と知っていて辿る背伸びばかりの夏の制服
- [短歌]自転車で行ける範囲が世界なら僕らはずっと僕らだったね
- [短歌]お互いの無力と言ってくれたこと僕が足りないせいだったのに
- [短歌]同じ日に「終わったよ」って電話して笑ったのかな笑っちゃうよね
- [短歌]方舟に憧れていた泥舟を「すごい」だなんて君が言うなよ
- [短歌]つながったのは一瞬のことでしたもう永遠になったサヨナラ
- [短歌]ため息は風に託して今夜だけきっと宇宙に響けうたびと
- [短歌]もう君の帰ってこない空白に雨を願った雨に打たれた
- [短歌]いつかまた会えたら箱に蓋をしてあの日をちゃんと終わりにしよう
- [短歌]流されぬよう離されぬよう生きるそれでいいかも弱い同士さ
- [短歌]空回りばかりしていた雄弁を思い出すのは僕だけですか
- [短歌]理屈では泥道だって分かってた汚れてもただ選びたかった
- [短歌]先送りばかりがうまくなってゆく灯りなのかも炎なのかも
- [短歌]あいまいな線を挟んだ背中たちいつかの夏が遠くまぶしい
- [短歌]遠い目をしてため息をついたあと君は自由になったのでした
- [短歌]点滅のあとは赤だと知っていて雨を選んだ嘘を包んで
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- [短歌]まっすぐを曲げようとした日々のことただのヤキモチだったのだけど
- [短歌]サイダーの泡を世界に打ち上げてひかりになったひとりとひとり
- [短歌]あれ以来僕は詩を書くようになり君は未来を迷わなくなり
- [短歌]終点はそれぞれ違う場所でした隙間を譲りあった僕らの
- [短歌]足し算をしすぎて重くなりました引けるわけなどないのだけれど
- [短歌]この風に吐息をすこしだけ足して握りこぶしに未練のカタチ
- [短歌]新しいコンクリートが増えてゆき青葉のころは遠くなったね
- [短歌]制約のある空だって気付いてた見ない振りして笑いあってた
- [短歌]死んだって忘れるもんか僕たちが僕たちなりの正義だったと
- [短歌]引力を狂わせたのは教室の外の宇宙を分け合ったから
- [短歌]幸せになってほしいのではなくてしてやりたくてしてやれなくて
- [短歌]やわらかくしてくれるのは風じゃなく光でもなく言葉でもなく
- [短歌]入口はあって出口はないのだと若葉マークの僕らでしたね
- [短歌]自慢とか武勇伝とか個性とか花は静かに空を見て咲く
- [短歌]カタカナは嫌いですねんいちびった人は苦手や「毎度おおきに」
- [短歌]壊したり直したりした日々だけがとても綺麗に輝いている
- [短歌]太陽を追いかけてゆく月として離れた部屋の汗と涙は
- [短歌]花の名を知らないことは不幸だと幸せそうに笑った君は
- [短歌]笑わせるとは笑われることじゃない舞台に削る命のカケラ
- [短歌]繋がっていた日々だけを遠ざけて昔語りをするのでしょうか
- [短歌]時々は弱いところを見せたくて見せられなくて仰いだ空は
- [短歌]てっぺんに神様がいて僕たちは遠くを祈りあったのでした
- [短歌]散る前の五秒を笑いあいたいね今日の足跡ひとひらの文
- [短歌]白と黒だけが世界と決めるのはもったいないと思いませんか
- [短歌]五線譜にソラをたくさん描きまシたドんなミラいも和音でいよう
- [短歌]道徳の教科書通り生きていくそれが幸せなのだとすれば
- [短歌]村雨の露もまだ干ぬ傘の柄に君は何処ぞと思ひけるかな
- [短歌]空っぽにしたら世界は浮いたかい? 君のあれから僕はあのまま
- [短歌]今日からはもう来年へ向いてゆく かくありたいと僕の足踏み
- [短歌]その傷は光の筋となるでしょう過去とおいでよ過去と生きるよ
- [短歌]絵に描いた未来同士が重なって桜のように散ったのでした
- [短歌]闇だけが光に続く唯一の道だとすれば 準備はいいね?
- [短歌]叫んでも泣いても叶うわけはなく一歩目だけが未来なのです
- [短歌]「らしい」とか「らしくない」とか世界には罠が多いね染まるな危険
- [短歌]神戸にもやがて光が満ちたからそれでいいんだ今は耐えれば
- [短歌]月光の姫よむかしを照らしては栞を抜いて続きを詠え
- [短歌]教科書は正しくないと知るでしょう花が咲いたら伝えあおうか
- [短歌]三年に一度くらいは涙してほしいと思う君に幸あれ
- [短歌]風を見た同士は泣いていいんだよカメラロールに同じいちめん
- [短歌]輪郭を求めすぎたら疲れるねただ頷いてほしい夜とか
- [短歌]夕暮れの景色になってしまおうか比べることはお休みにして
- [短歌]影ばかり探そうとする僕でした雲を集めて雨を降らせて
- [短歌]僕たちと呼びあえた日のそれからは右へ左へバカばかりして
- [短歌]運命と言えば重くて軽くなるひととき君と過ごした記憶
- [短歌]海になる覚悟を聞いてくれますか永い歴史を始めませんか
- [短歌]曲げないと生きていけないことがある帰ってきたら泣いていいから
- [短歌]夕焼けが帰りなさいと言うようなとても優しいお別れでした
- [短歌]「あれから」の文字が重なる一日を永遠として春よ急ぐな
- [短歌]在るようで無くて近くて遠いものたとえば羽根の浮かぶ夕暮れ
- [短歌]壊れては涙を添えてばかりいる掴めなかった羽根の行方に
- [短歌]お眼鏡に適わなかった原石が今でも雨を見上げてしまう
- [短歌]微粒子になってしまった日々があり指が和音を思い出さない
- [短歌]毛布さえかけてやれずにいた日々を今でも夢に見てしまうのは
- [短歌]まっすぐはやがて形を変えてゆく「疲れたね」って君は笑った
- [短歌]春の来るただそれだけの確信が遠かったんだ だからごめんね
- [短歌]いつか来た涙の場所と言うのならここから先の背に任せてよ
- [短歌]便箋と切手とペンと言の葉と散るはずのない二人だったと
- [短歌]やるべきややらねばという日めくりの秒針を消す砂の戯れ事
- [短歌]真っ白に惹かれ真っ白だから妬く奴には作り笑いでいてよ
- [短歌]さりげなく君が与えてくれるものいつか「ごめん」と終わる気がして
- [短歌]ツキのない夜に出逢えたものだから永遠という特別になる
- [短歌]トンネルの寒さを与えられるのは寄せ合う肩の距離を知るため
- [短歌]闇のない未来はないと思うけど闇のときでも答えになるよ
- [短歌]祈るほど僕の壊れる音がする君も泣いたりするのでしょうか
- [短歌]似てほしくないけど似てもいてほしいこんな自分で良ければですが
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- [短歌]星の降るよう鈴の鳴るようきっと約束好きな彼はトナカイ
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- [短歌]幸せについて議論をしたとするたとえば君のいない季節を
- [短歌]カタチにはならないほんの約束を重ねてゆけば 小指と小指
- [短歌]過去形の知らない人に嫉妬する今年の紅を永遠にせよ
- [短歌]もう削除したのに風は悪戯に耳打ちをして触れる続編
- [短歌]いくつ手を借りたのだろう僕はまだはるかな夢に背伸びしている
- [短歌]強さとか優しさとかを間違って風であなたを苦しめました
- [短歌]引力があれば和音になれたのに欠けたまんまをずっと生きてる
- [短歌]夕暮れに似た美しい名前にはどんな名字が出逢いましたか
- [短歌]羽を縫う君は確かな将来をずっと信じていてくれたのに
- [短歌]咲くために地面を選ぶこともあるいまが底ならあとは空だね
- [短歌]遠回りばかりをさせた灯火の歌に煌めく むかしむかしは
- [短歌]木枯らしが来て右へ行くことにした君の時計は加速していく
- [短歌]闇はまた光を連れてくるでしょうひとときいまは僕の番です
- [短歌]順番はやがて来るからうつむいてこぼしていいよほどけ靴ひも
- [短歌]伝えたくなる空ですが伝えてはいけない距離で祈っています
- [短歌]遠い日の遠い人にはもう何も求めはしない夜が長いね
- [短歌]細胞の何処かの薄い足跡を波は優しく削るイジワル
- [短歌]街中で出会わぬように生きている近くて遠い旅をしている
- [短歌]光にも水にもなれませんでした答えはきっとあったのでしょう
- [短歌]「実を結ぶまで待っていてくれ」なんて言えないままの下手な口笛
- [短歌]公式を探してばかりいたくせに雲には乗れなかった ひとひら
- [短歌]燃えた日を折り畳んだり仕舞ったり忘れた顔が上手くなったり
- [短歌]着地点まで添っていく靴ひもに色をください声をください
- [短歌]祈るだけなら簡単なことでした光の道を生きていますか
- [短歌]特別な傷の痛みを分け合って「今日は…こんなに元気です」から
- [短歌]終わるから始まることがあるという強がりだった青いドングリ
- [短歌]憧れた未来と違う場所だから逢えたんだって咲いたんだって
- [短歌]また次に生まれ変わるとするとして隣にだれを期待しますか
- [短歌]画面には元気な風に映ってる無理するときの笑みを浮かべて
- [短歌]君の住む街にはどんな秋が来て僕を上書きしていきますか
- [短歌]そういえば死んだ親父は極楽にいるのでしょうかご機嫌ですか
- [短歌]初恋の近くで追ったポケモンは卵を抱いた顔で微笑む
- [短歌]ミサイルが遠くの国で降る青のクレヨンだけで描けない空
- [短歌]地を這ってゆく蝉たちは夢を見る君と交わしたナナネンミライ
- [短歌]潮風に秋を足したら言葉など邪魔な気がした月が笑った
- [短歌]一瞬を重ねていけば永遠になるはずだった背伸びの終わり
- [短歌]夕暮れが夜に向かってキスをするただそれに似た永い約束
- [短歌]続編の便箋たちが行き交った靴箱はもう歌を忘れた
- [短歌]友だちに戻れるようなわけもなく夏の得意なあなたでしたね
- [短歌]音符なら言える癒えるとはしゃいでた不協和音に消えた約束
- [短歌]絵日記の色にならない声たちのまだ耳にいて雲の深さは
- [短歌]告白の日のセミの子の子が鳴いているのでしょうか風の便箋
- [短歌]乾く日の約束をして頬をゆく風の鳴らした鈴は夏色
- [短歌]まっすぐに影響されるまっすぐで世界が丸くなりますように
- [短歌]カタチにはならない言葉たちだけどお届けします箱、満ちるまで
- [短歌]運命の人を海月と知らされた夏の終わりの携帯電話
- [短歌]僕たちと呼び合えるのは奇跡だと確率論の甘いお話
- [短歌]きょうという日は特別な予感して右脳を寄せるカウンター席
- [短歌]大漁のいつかを見せてやれなくて僕だけの聞く風の往来
- [短歌]つなぐ手を伝う涙もあるでしょう弱さの夜を過ごしましょうか
- [短歌]焦点をぼかして向かう終章は乾いた声で笑いあったね
- [短歌]教科書に載らないような僕らにも符合に満ちる歴史があった
- [短歌]曖昧なままでは嫌と言う君の帰っていった梅雨の跡形
- [短歌]置いていく荷物を決めて休もうかラムネ瓶には迷いがないね
- [短歌]放課後の無限のままを登ったら泣いて笑ってまた笑えたね
- [短歌]言わなくちゃいけないことを言った後ひとりの空を見上げて過ごす
- [短歌]星の降る日を祈ったり笑ったり願ったりして踏んだアクセル
- [短歌]まだあ・うんにはなれなくてなりたくて呼び捨てにする青の試み
- [短歌]神様の戸に届くまでローソクの照らしてくれる靴は五線譜
- [短歌]朝、霧がかかっていても夕焼けに間に合うように風が来るから
- [短歌]幾重にも無傷の君を祈りゆく火のトンネルをくぐって吾は
- [短歌]原石を探しに行った自転車を最後にどこで見かけただろう
- [短歌]進路室では鳥にでもなれました 拝啓きみはお元気ですか
- [短歌]「にしばた」か「にしはた」かって聞かれますここに答えを置いておきます
- [短歌]主役にも寝ていてほしいときがある舞台は今日で終わりはしない
- [短歌]追憶の駅で歩調を遅くする伝えたいのは湿った本音
- [短歌]こい雨に沈まぬような屋根となれ予報どおりに風は冷たい
- [短歌]受け入れる器になっていたはずの背骨に足したのは火のパーツ
- [短歌]野良猫に名前を付けた記念日を覚えています 初恋でした
- [短歌]カムチャッカまでリレーするボールには「守り抜いた」ときりんを描く
- [短歌]逃げ込んだはずの場所さえ濡れていて電池の切れたスマホをにぎる
- [短歌]締切の迫る原稿用紙にてヒカリの欲しいツキのない夜
- [短歌]背伸びしたあたりで叶うことがある ときには泥の味も覚えて
- [短歌]おっさんを演じて生きているひとの涙を聞いた海はプリズム
- [短歌]それぞれの月にバトンを渡されて影ができたら指切りしよう
- [短歌]踏切を越えてきた人だけの知る甘い蜜ですどうぞ勇気を
- [短歌]夕暮れの雲が邪魔することもある雨じゃないだけ良しとするけど
- [短歌]指切りの未来の色を聞いていたトンビがすべる光の軽さ
- [短歌]想われて生きていきたい人たちの画面に浮かべLINEスタンプ
- [短歌]楽屋ではピエロはどんな顔をしてお疲れ様を言い合うのかな
- [短歌]なにもかも流してしまう雨を待てずっと一緒に待ってやるから
- [短歌]疲れとか涙の理由を吸い込んだ空に光を奏でる蛍
- [短歌]雨風を好んで生きていることは優しい土を選ぶということ
- [短歌]中ほどのホームで決める一歩二歩夏のスーツに弱冷車来る
- [短歌]高くなくとも凛として生きていく棘の個性よ雨に輝け
- [短歌]逆風も追い風もある一日の終わりは無理に笑わないでよ
- [短歌]愚痴という弱さを見せてしまってもあなたはそばにいてくれますか
- [短歌]純白のままじゃないからこの道で出逢えた人も消えた何かも
- [短歌]祈るだけでは足りなくて動くから手繰り寄せよう声にしたコト
- [短歌]死にたけりゃ遺書でも書いてみてごらん字数は足らず腹も減るから
- [短歌]埃なら払えばいつか青春を見上げた丘を駆ける自転車 #CHAGEandASKA
- [短歌]ワイパーに吊るされている袋など 犬と一緒の春なんですね
- [短歌]「命日と誕生日ならどっちかな?」「長く過ごせるほうにしようか」
- [短歌]それだけのことをしたのだ死になさいさあ死になさい今すぐに
- [短歌]宿題の終わりましたという波を歪みの中のアインシュタイン
- [短歌]扁桃の鬼と渡っていく夜に月は隠れて祈りのかたち
- [短歌]炊きたてのご飯があれば生きられる涙の果てだ笑えウタビト
- [短歌]内臓に星の願いが届くまで月よ浮かべよ星よ流れよ
- [短歌]「来てるよね?」「来てる来てる」と交わしてはスギで繋がる鼻腔同士よ
- [短歌]その節はどうもと言われまだ遠い君の名前の記憶を急ぐ
- [短歌]月末や年末に吹く風に在る光る刃をひとり見ている
- [短歌]甘い水だったのでしょう足裏の泥に咳き込む僕を忘れて
- [短歌]雨ならば流れてやがて晴れるのに非常ボタンを壊すミサイル
- [短歌]風鈴はこのまま冬を越えていきまた夏が来てその顔をする
- [短歌]蒲鉾の値段が上がる頃に舞う鳥よ 世界に線はあるかい?
- [短歌]特別な数字が今はもうただの記号になって過ぎていきます
- [短歌]停止線なんてないのにみぎひだりばかり見ている遠い惑星
- [短歌]夕焼けも誰かにリレーされていく決意ばかりの朝は嫌いだ
- [短歌]細胞のひとつに溶けていたいから小さな傷を伝え続ける
- [短歌]一年で一番ほっとしています決算終えた夜の飴玉
- [短歌]風穴の向こうの虹が見たかったもう灰色の白いクレヨン
- [短歌]戦争を嫌う同士の争いのそばに若葉があるということ
- [短歌]世界から温度の消えていくような言葉の裏の雨が止まない
- [短歌]新しい姓は知らない空の下いつか見ていた夢の残照
- [短歌]経営者たちの吐き出す蒼い息月の終わりの四角い数字
- [短歌]複数の壊れる音がして赤い丘に吹くのは痛みと痛み
- [短歌]君の選る言葉は色に満ちている空と海との境目さえも
- [短歌]土下座してしまえば彼に重すぎてひゅるりと通る風になるのだ
- [短歌]春の夜は猫も艶めかしくなってにゃーとは違う声で歌うね
- [短歌]背伸びして焦がれた壁の向こうには雨も時々降るだろうけど
- [短歌]「ひとのこと悪く言うんだあの人は。だから嫌いだ、君もそうだろ?」
- [短歌]名刺にはいろんなことが書いてある僕は私はすごい人です
- [短歌]複雑化する論戦に長老の武勇伝まで飛び出す始末
- [短歌]冬型の気圧配置に浮かぶ月近くて遠いあいだを想う
- [短歌]誤解っていうのもきっと泥色の靴を履いてる僕が悪いね
- [短歌]彗星の歌が帳簿の隅々に降った明日は笑うだけだね
- [短歌]のど飴を噛み砕いてはなりませんきっと砕いて食べちゃうでしょう?
- [短歌]22時18分にこぼれ出すお前の黒い息の長さは
- [短歌]色のないまま団栗のアスファルト台風のいた空は青くて
- [短歌]砂浜の粒は僕らを聴いていたもうその粒は探せないけど
- [短歌]窮屈な箱を踏んでる音のする月末が来て風の空砲
- [短歌]誤解っていうのもきっと泥色の靴を履いてる僕が悪いね
- [短歌]まだ夢に逢えない父の誕生日褒めてほしくて風の三叉路
- [短歌]脳ミソが足りずお金も足りませんビールも飲めず8月の馬鹿
- [短歌]なに一つ欠けることなく過ぎていく台風であれ夜の耳たぶ
- [短歌]自己管理能力という有り難く長い話をいただくマスク
- [短歌]小判型錠剤たちはショッカーを倒して白い夜明けをくれた
- [短歌]電卓と空を見ている猛暑日のトンボは赤い夢を見ている
- [短歌]焦げくさい心に雨を降らしても化学変化の果ての傷痕
- [短歌]あなたなら大丈夫って言われてはそれ相応の仮面の出番
- [短歌]抽選で10名様に当たります戦争に行く赤いお手紙
- [短歌]ポケットに付箋を入れたまま朝が来て神様は傘を差してる
- [短歌]先輩は先輩らしくあるためにしょっぱい汗を語る生き物
- [短歌]朝に鳴く鳥が窓から遠くなる天気予報の傘は寒色
- [短歌]「腹痛がする」で休める日もあった夜を終えたら星が見たいね
- [短歌]「普通ならこうするでしょう、わからない? 普通にしてよ普通でいいの」
- [短歌]「たかが」って言われることもあるでしょう「されど」わかるよ朝が遠いね #CHAGEandASKA
- [短歌]「もしも」とか試してみたり怯えたりどんな未来も君の味方さ #CHAGEandASKA
- [短歌]立つ鳥の濁した水は透明な宝箱まで凍らせていく
- [短歌]廃業のハガキを送るため息に月よ静かな夜を与えて
- [短歌]求人を出す友人の懐に飛び込む吾を想像したり
- [短歌]「終バスが出たの、迎えに来てくれる? 熱があるのは気の毒だけど」
- [短歌]「父さん」と叫び続けた夜に吹く桜の風は冷たかったね
- [短歌]雨が降るから木は空へ伸びていく土の汚れは届かぬ空へ
- [短歌]ショベルカーたちが掘るのは商売を愛した父の「いらっしゃいませ」
- [短歌]空っぽの牛舎に風が渦を巻くまだ福島の寒い三月
- [短歌]元気って答えることにしていますエンドロールの続く三月
- [短歌]「雪だから行かない」「どうせ変わらない」「何かくれたら投票するよ」
- [短歌]言うまでもなくこの空は続いてる泣いてもいいよ泣いてほしいよ
- [短歌]絵葉書のように優しい空でした過ぎて気付いた校庭は青
- [短歌]学祭のあとに語った夢がある茜色したペンとノートと
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